A.B.C.パートナーズは、戦略、オペレーション、ITに関わる課題を中心に、産業横断的に多くのコンサルティングテーマに取り組んできました。以下に記載するのは近年手掛けた案件からの抜粋です。
1. 経営コンサルティングの実績 (一例)
※大手ファームの協力会社としての業務も多いため、以下はサブコントラクト案件としての実績も含みます。
【戦略】環境技術の国際展開の官民連携策
【戦略】感染症対策における効率的な啓発戦略
【戦略】健康づくりの国民運動における企業連携策
【戦略】生保のイノベーション戦略 (デジタル戦略)
【戦略】アナリティクスを活用した営業強化策
【戦略】健康増進サービスの立上げ支援
【戦略】化粧品メーカーの戦略的環境テーマ対応策
【オペレーション】生保の営業店事務のBPR
【オペレーション】生保の保全事務のBPR
【オペレーション】生保の商品開発業務のBPR
【オペレーション】ソフトウェア開発の新興国へのBPO
【オペレーション】食品企業の事務業務のBPR
【IT】不動産仲介業の次期システム戦略
【IT】証券関連企業の会計システムの刷新
【IT】生保の新申込システムのロールアウト支援
上記はあくまで一例です。A.B.C.パートナーズは、新事業・新社会システムの「デザイン」を標榜しており、全く新しい分野を切り開いた少しユニークな事例を1つ詳しく紹介します。
[詳細事例]
ルワンダ・ITオフショア事業 / ITサービス事業
A.B.C.パートナーズは、レックスバートコミュニケーションズ株式会社と共同で、アフリカ・ルワンダ共和国のソフトウェア開発企業WiredIn社を通じたITオフショア事業を推進しております。2011年当時、日本企業がアフリカにITオフショアを行うことは珍しく、全く新しい分野を切り開いた事例と言えます。
弊社は、ルワンダの開発者の人材気質に着目し、開発を進めながら要件変更への柔軟な対応を求めるスマホアプリ等の開発に適していると仮説を立てました。単に人件費が安いだけのオフショア先は、文化の違い等から手間がかかり、なかなか生産性が上がらないことも多いですが、調査の結果、同国は「走りながら」仕様詳細を決定していくスピード重視の案件において高い生産性を発揮できると分かりました。
ソフトウェア開発企業であるレックスバートコミュニケーションズが開発案件の窓口・推進役となり 、A.B.C.パートナーズは、ルワンダ企業・ICT関連団体・政府と連携しながらの事業スキームの構築、オペレーション・ルールの策定等の仕組みづくりを手掛けました。またテーマの独自性を活かしに、JETROからの支援を取り付けるための各種提案活動を主導しました(2012年/2013年度にJETROの支援対象事業に選定されています)。
2015年には、レックスバート・コミュニケーションズとともに、WiredIn LTDの第三者割当増資を引き受け、同社を関連会社化。またWiredInの日本子会社としてWiredIn Japanを設立し、日本企業からのオフショア案件の窓口としての事業活動を本格始動しています。詳しくはWiredIn社のHPをご覧ください。
2. 情報コンテンツ事業の実績
情報コンテンツ事業として、自社で取り組んだテーマを紹介します。「IBWR」はルワンダ・ITオフショア事業に関連し、日本向けにルワンダやアフリカのIT概況を発信したコンテンツメディアです (現在は事業を別メディアに移行したため停止)。アフリカのITの実情を示したデータや、ユニークなITサービスの成功事例を紹介することで、オフショア先としてのルワンダのブランド向上、オフショア案件の問合せ増加に寄与しました。
コンテンツ事業でポイントとなるのは集客力はもちろん、ユニークなコンテンツとそのソースへのアクセス力です。IBWRの運営においては、現地のITエンジニアによる情報収集体制を構築し、定期的にコンテンツ候補のアイデア出しや具体的な情報収集活動を行いました。現地ソースの力により、当時日本でほとんど紹介されていない珍しいサービス等の情報を数多く提供しました。集客については基本的なSEO対策に加えて、イベントとの連動を重視しました。大型のITセミナーに毎年出展していたため、そこで認知した方をコンテンツメディアに誘導する導線を構築しました。
上記はあくまで一例です。A.B.C.パートナーズは、自社の持つコンテンツを掘り起こして具体的なビジネスに変えるという目線でコンテンツ事業に引き続き取り組んでく方針です。